秘密を持ったあなた…美しく儚い男の子は、お好きですか?「男の子には秘密がある」
かっこいいだけの男の子ならいくらでもいる。
でも、こんなに美しい男の子が少女マンガにいたなんて…!
ため息が出るほどに見とれてしまう恋愛がここにはあります。
「男の子には秘密がある」(薫原好江)
あああああああ美しい!ちなみに画像の男の子が、作品の中で私が一番好きな「R」という名を持つ彼です。
実はこのコミックスは一話完結、短編集でありまして、魅力的な男の子は一人ではないのです。
すべてのストーリーをご紹介したいところですが、今回は一押しの「R」が登場する「Eden(エデン)」というお話を中心に書いていきます。
奇跡のように美しく、女王のように傲慢な青年モデルとの激しい恋
「見たことないくらい最高に綺麗なもの撮ってみたくない?」
そう言った彼は、一瞬で人を魅了する絶世の美人モデル「R」だった。
寂しいものを美しく撮る、華。
自分しか愛せない寂しい美人モデル、R。
初めて自分の撮った写真を綺麗だと言ってくれた、R。
初めてモデルとしての自分ではなくそのままの自分を撮ってくれる、華。
お互いに名前も知らず、会えば写真を撮り、触れ合う。
「俺はただ…ただ…アンタと一緒にいたくて…写真も…だけどそれよりも…すごくキスがしたくて触りたくて ただ…好き…」
愛し合っても、それは許さないこと。だってRには秘密があるから。
美しさの理由
薫原先生の描く世界に美しさがあるのは、幸せの影に隠れた儚さがあるから。
それがこの作品でいうところの、秘密があるからであると思います。
人間誰しもが光だけでなく、影の部分があり、秘密がある。
だれにも見せることができなかった自分を愛する人になら見せられる。
そんな恋をしてしまった男の子が、尋常ではないくらい美しいのです!
その秘密は、薫原先生の細い線の描き方にもあると思われます。
一見薄く、弱々しくみえるかもしれません。
その細い線こそが、良い意味で男性らしさを減らし、かっこいいだけじゃない美しい男性を引き立たせるひとつの理由になっているのです。
そしてこの美しさのまま、描かれるラブシーンは、こう格別です!
キスひとつの大切さや、意味を再確認させてくれます。
何分でも見ていられるくらいに(笑)
なんと、このコミックス、薫原先生の初コミックスなんです。
信じられません。初めて読んだときは天才かと本気で思いました。
もう好きになるしかなかった
少女マンガの中でも恋愛物ならば、欠かすことのできない「ときめき」要素ももちろんふんだんにあります!
とにかくふたりの関係が「一途」で、もうほかの人なんて一生無理!と言っているかのようなんです。
現実的じゃない。と思うでしょう?
でも、フィクションだってわかってても、現実に引き戻されることなく、引き込まれて、気づいたら読み終わって「はぁ」って満足のため息が出るんです。
嘘だと思うでしょう?でもこれホントで、私だってバスの中で大きなため息しましたから(笑)
非現実的なのに、ナチュラルなんです。もう好きになるしかなかった作品でした。ときめくしかなかったんです。
そんな感情をぜひ味わってみてください。
なんとこの作品「男の子には秘密がある」は2巻も出ています!
残念なことに、「Eden」の二人は1巻にしか出ていないんですけども……
ぜひほかの美しすぎる男の子のことも見てあげてください!
お気に入りの男の子いましたら、コメントで教えてください。
それでは、今日はこの辺で。
おやすみまた来世。明日も世界がありますように。